炎症過程としてモデル化されたアテローム性動脈硬化の開始
N. El Khatib;...;V. Volpert(2007, Math. Model. Nat. Phenom)[Atherosclerosis Initiation Modeled as an Inflammatory Process]
理由
Volpertにのってたやつ
概要
本研究では、アテローム性動脈硬化の発生を引き起こす炎症過程を研究する。反応拡散系に基づく1次元もしくは2次元のモデルを開発し、動脈血管壁の内膜における慢性炎症応答の段取りを説明する。内膜における酸化された低い密度リポタンパク質(ox-LDL)の濃度がモデルの重要なパラメーターである。低いox-LDL濃度は慢性炎症反応を引き起こさない。中間のox-LDL濃度は双安定性に対応し、慢性炎症反応に対応する進行波の拡大を引き起こす。この場合、症状の進行は初期条件に依存する。他の因子に関係する炎症によって、内膜における単球の濃度が充分高いとき、アテローム性動脈硬化の発達が始まりうる。その他に、系は安定な症状の自由平衡に戻る。高いox-LDL濃度は単安定系に対応し、非炎症状態の小さな変動であっても、慢性炎症反応に対応する進行波拡大を引き起こす。
雑記
これ、まえも訳した気がするんだけど、探しても見つからないんだよなあ