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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

イソギンチャクは表面の接着に分泌型接着と複雑な足盤の形態を用いる

Jessica L. Clarke;...;Nick Aldred(2020.6, BMC Zoology)[Sea anemones (Exaiptasia pallida) use a secreted adhesive and complex pedal disc morphology for surface attachment]

 

理由

なんか流れてきた

 

概要

背景

イソギンチャクが水面下で表面に接着しているメカニズムは、まだ曖昧である。これは世界中の海で遍在しており、実験的にも扱いやすい。非常に硬い素材と柔らかい素材の間の界面を結び付ける彼らの接着は機械的に興味深い。刺胞動物は少なくとも505Ma年前に表面に接着するように進化したと考えられる。このことから後生動物の中で、海綿動物だけがこの能力を少し早く開発した。この研究の目的は、存在する仮説を解決することが主である。この仮説とは、スポロシスト(刺糸胞 の粘着)が採餌の間に観察されるような表面の接着を促進するという仮説である。

 

結果

最終的に、スピロシストはExaiptasia pallidaの足盤接着に関与しなかったことを示す。次に、真の接着メカニズムを理解するために多様な画像化を行った。走査電子顕微鏡を用いる形態学的研究によって、足盤に特異的な接着分子の網を同定した。シリアルブロックフェイス走査電子顕微鏡法によって、足盤外胚葉からの接着の分泌ができる4つの細胞クラスが判明した。多様な組織染色技術によって、細胞内要素におけるタンパク質とグリカンとキノンが同定され、体の異なる領域における特定の細胞種の要素の多様性がある接着分泌物が同定された。

 

結論

スピロシストはExaiptasia pallidaの接着には用いられない。代わりに、構造的。構成的に複雑な分泌糊が観察され、水面下でしっかり接着することができる。この研究の結果から、刺胞動物における接着の調査の基盤がさらに提供され、生物接着の研究の新しいモデル生物としてExaiptasia pallidaが確率される。

 

印象的な図

Fig4 3Dイメージ図

 

雑記

あらゆる願いを叶える杯が手に入るなら、この世から「かな入力」を完全に消してやる(かな入力解除で30分間くらい時間とられた)