これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

皮膚科の臨床例における新しい主人公の利用:準ランダム化比較試験

Mayer, J. E;...;Carson, S. H. (2018, Dermatology Online Journal)[The use of notable protagonists in dermatology clinical cases: A quasi-randomized controlled trial.]

 

理由

博論の参考文献

 

概要

背景:より面白い問題解決型学習(PBL)経験とより魅力的なPBL患者を創るために、教育者はいくつかの方法を試みてきた。この目的のため、この研究では、特異で目立ったPBLキャラクターと一般的な目立たないキャラクターの利用を比較した。

方法:この前向き準ランダム化比較試験は、476人の大学生を用いた。全ての被験者は皮膚疾患に注目した10の医学症例を読んだ。ケースは全員同じで、被験者は、注目すべき主人公(NP)(例.アニメのキャラクターや有名人)と一般的な主人公(GP)をケースに登場させるよう割り当てられた。調査と試験はすぐに7-10日後と、28-31日後に行った。

結果:グループ間でどの段階でもテスト前のスコアと有意な違いはなかった。主観的な学習経験に関連する唯一の違いは楽しみ具合だけである。NPの平均は64.1である一方で、GP平均は56.0であった。さらにNPグループは、症例を読んだ後に皮膚科/医学トピックを検索した被験者の割合がわずかに高かった。

結論:この研究から、NPsを用いたケースは、GPsを用いたケースと同じ教育的価値を持つ一方で、より楽しい学習経験を与え、外部での学習を刺激する。

 

雑記

こういう研究もあるんだなぁ