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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

動物はどのようにその皮膚パターンを得るのか:生体チューリング波の魚の上皮パターン

Kondo, Shigeru; Iwashita, Motoko; Yamaguchi, Motoomi(2009)[How animals get their skin patterns: fish pigment pattern as a live Turing wave]

 

理由

近藤先生シリーズ5

 

概要

生物学的なパタン形成のメカニズムを説明するために、アランチューリングが反応拡散(RD)モデルを初めて示されてから50年以上が経った。"the chemical basis of morphogenesis"と表題が付けられた論文で、チューリングは胚で自律的に作られる空間パターンは化学(細胞)反応の定常波として作られると結論付けている。実験生物学者はこの新しいアイデアにまったく興味を持たなかったが、最近の実験データによって、RDメカニズムが動物発生のいくつかの過程で実際に働いていることが示された。RDメカニズムの関与が疑われる現象のうち、ゼブラフィッシュの縞パターンは以下の理由で理想的なモデル系として注目されてきた。このレビューでは、皮膚の中でRD波がどのように作られ維持されるかを明らかにするゼブラフィッシュの上皮パターン形成の研究における最近の進捗をまとめる。

 

印象的な図

Fig2. レーザー実験による皮膚パターンとシミュレーションの比較

 

雑記

Fig2のような図を探していたんだ…