これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

急性炎症反応における概日リズムの影響のモデリング

Jeremy D.Scheff;...;Ioannis P.Androulakis(2010.6, Journal of Theoretical Biology)[Modeling the influence of circadian rhythms on the acute inflammatory response]

 

理由

なんか溜まってたやつ

 

概要

炎症の理解に向けて多種多様なモデリング技術が適用されている。これらのモデルは臨床試験の最適化から臨床治療の改善まで幅広い応用を持つ。モデルは特定の系や疾患を研究するために作られてきたが、炎症反応に対する概日リズムの影響はまだモデル化されていない。概日リズムは24時間の明暗周期に従う通常の生物学的変数であり、多くの疾患の治療と進行に重要な役割を果たすことが示されている。サイトカインやホルモンを含む炎症反応の重要な要素のいくつかは、血中濃度において有意な日変動を行うことが観察されている。これらの日変動リズムは視交叉上核における中央時計によって刺激されるコルチゾールホルモンやメラトニンの周期的産生によって同調されると仮定した。この仮定に基づいて、炎症と概日リズムの間の相互作用の数理モデルを作成した。モデルによって、炎症反応の時間的な感受性に関する実験データと臨床観察の多様なセットを再現できることが示された。

 

印象的な図

Fig3. IL-1aとIL-10の振動

 

概要

おもしろそうだけど、結局はシグナル伝達の振動と変わらなそうなんだよな、時間ある時にちゃんと読んでみよう