これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

離散双安定反応拡散系における拡大する波

Thomas Erneuxa; Grégoire Nicolis(1993.8, Physica D: Nonlinear Phenomena)[Propagating waves in discrete bistable reaction-diffusion systems]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

N共役南雲方程式によってモデル化された離散双安定反応拡散系を考える。 漸近線法を開発し、拡大現象が起こらない場合を記述する。南雲モデルは、結合定数dと双安定性パラメーターaの2つのパラメーターに依存している。aの0への極限とd(a)の0への極限を調べ、進行フロント解を構築した。拡大が可能なd=d*(a)の臨界結合定数を得て、d>d*の時の拡大速度を決定した。

拡大するフロント解が始まる2つの異なる場合を調べた。Case1では統一的な定常状態分布を考える。拡大するフロントは固定した境界条件の結果として現れる。Case2でも統一的な定常状態分布を考えるが、拡大フロントは局所的な摂動の結果として現れる。

 

雑記

HAL研のゲームで大きくなったといっても過言ではない