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環状皮疹:診断と治療

Trayes KP, Savage K, Studdiford JS. (2018.9,Am Fam Physician. )[Annular Lesions: Diagnosis and Treatment.]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

環状皮疹は多様な疾患で見られる。これらの皮膚所見の見た目と病歴の知見は、診断を補助しうる。遠心的に成長する掻痒性の環状紅斑皮疹は、白癬の評価を促進すべきである。白癬は、水酸化カリウムを用いた掻き取り検査で診断できる。遊走性紅斑の認識は、ライム病の診断に重要であるので、抗生物質をすぐに始めることができる。乾癬は一般的に、明瞭かつ紅斑性の白い丘疹を示す。過敏性反応による多形紅斑は、中心が消失した環状の盛り上がった皮疹を示す。扁平苔癬の特徴は、平面の、紫斑の多角形の掻痒性の丘疹と斑を示す。貨幣状紅斑は、貨幣状の形の丘疹水疱性紅斑皮疹で構成される紅斑を示す。治療の目的は、皮膚の乾燥を減らすことである。ばら色粃糠疹は盛り上がった垢のついた境界をもつ複数の紅斑皮疹を示し、一般的に自然治癒する。じんましんは、ヒスタミン放出の結果であり、境界が盛り上がって中心が白い明瞭な紅斑皮疹を示す。環状紅斑は、 固定薬疹やハンセン病免疫グロブリンA血管炎、二次梅毒、サルコイドーシス、亜急性皮膚ループスそして環状肉芽腫の患者では稀にしか起こらない。

 

印象的な図

Fig. 1,4,6,11 環状紅斑の写真

 

雑記

SPIが辛い