これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

拡散性シグナルを用いる異なるクラスター型へのプログラム細胞死

Yipei Guo;...;Michael P. Brenner(2021.11, PLoS Comp. BIol.)[Programming cell growth into different cluster shapes using diffusible signals]

 

理由

これもたしかラボSlack

 

概要

遺伝子工学技術における進歩により、人工遺伝子回路の構築が可能になった。これは、異なる遺伝子発現の空間パターンを生み出すために用いられる。しかしながら望んだ組織形態を達成するために、どのように細胞がプログラムされているかや、どの程度複雑なルールが必要なのかという問いは関心が低い。ここでは、数理モデルを構築してこれらの質問に答え、細胞成長速度に影響しうる拡散性シグナルを分泌することで、細胞がどのように異なる構造形態をもつクラスターに集合的に成長できるかを調べる。成長因子が細胞の突出形成を制御するためどのように用いられるか、また 達成可能な構造の範囲が、異なる信号の数によってどのように変化するかを定式化した。単一の成長阻害因子は複数の突出の形成には不十分であるが、複数の成長阻害因子では達成される可能性があることが示された。さらに、他の種類のシグナルが突出頂端の形態を制御できることが示された。これらの例から、この方法が望んだ標的構造を達成するための制御回路の設計の誘導にどのように用いる可能性があるかが説明される。

 

雑記

全然別分野の論文読むのも楽しいね