蝶の翅のパタン形成:実験とモデル
Toshio Sekimura(2006.7, Math Everywhere)[Pattern Formation in Butterfly Wings: Experiments and Models]
理由
ラボに行ったら先輩が蛾を捕まえてきてたのを見て、蝶とかの翅の模様が気になったので
概要
蝶の翅は大量の、色のついた鱗粉細胞に覆われている。蝶の翅には鱗粉細胞のと色パタンの2種の異なるパタンが存在することがよく知られている。空間パタンは、翅の前後軸にそって鱗粉細胞がほぼ平行に並んで形成する細胞パタンである。一方で、色パタンは主に、色のついた鱗粉細胞の精密にタイル化されたモザイクとして構成される上皮パタンである。この記事では、実験的証拠を合わせた細胞空間パタンと色パタン両府の数値シミュレーションを合わせた数理モデルを示す。モデルの枠組みの中で、色パタンの前翅と後翅の色パタン間の関係についても議論する。
印象的な図
Fig4. 蝶の羽の写真と数値シミュレーション結果の比較
雑記
ブログの説明に「理論生物学の論文を読む」って言ってるのに最近医学ばっかりだったので、こういう落ち着く論文も読みたくなる