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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

新しい計算の枠組みを介する環状競争の反応拡散モデルにおける新しい動的パターンの解明

Cangiani A;...;Sutton OJ(2018.5, Proceedings. Mathematical, Physical, and Engineering Sciences, )[Revealing new dynamical patterns in a reaction-diffusion model with cyclic competition via a novel computational framework.]

 

理由

反応拡散系のお勉強~

 

概要

化学的もしくは生物的な反応拡散モデルにおけるパターンと進行波がどのように形成されるのかを理解することは、広く研究されており、まだ急速に発展している領域である。驚くべきことに、空間依存的なロトカ-ボルテラ競合モデルのような典型的な反応拡散モデルにおいても全ての可能な種類の動的体制が明確に理解されているわけではない。本研究では、これまでの文献では見られなかった、空間的拡散のある3種の環状競合モデルにおける波の拡大とパターン形成のいくつかの新しい種類を示す。これらの新しいパラメーターは空間の均質さが高い部分に特徴的であるが、反応拡散モデルに存在する既知のパターンとは異なる。そしてこれは、生物のパターン形成と侵略理論の理解を進めるために重要な応用をもつだろう。数値法の誤差の信頼できる範囲を与えることが証明されている新しい帰納的誤差推定による自動化適応有限要素法によって、これらの新しいパターンの発見が技術的に可能になった。この数値的枠組みによって、2,3の空間次元における動的パタンが簡単に探索できるかを示す

 

雑記

このブログを始めて590日くらいになったそうですが、当面の目標は1000日です